modeler:
Yoshitaka
kit:
STARTER 1/43
TAKEFUJI PORSHE 962C LM'89
comment:
締切より遅れること3カ月ちょっと。大苦戦の末にようやく完成しました。
スターターがこのキットをリリースしたのは1989年。もう21年前です。
当然、経年劣化でデカールはボロボロ、透明レジンやバキュームは真っ黄色…
しかも製作を始めてからボディ側面が地面に対して垂直ではないことや、
フロントの車高がやたらと高いことに気づいてしまい、そこから大改修が始まりました。
できるだけ側面を垂直にしたあと、スジボリを掘りなおして、またフロントはタイヤ表面を削り、
またワタナベさんから頂戴したアイデアでフロントスポイラー下部にプラ板で肉を増して見た目の車高を下げています。
こういった基礎工事がだいぶ長引いた結果、締切には間に合わなくなってしまいました。
でも、そのおかげで自分としては製作の過程でたくさん得るものがありました。
これだけいろいろいじったなら、せっかくならもっといじっちゃえ！ということで、
コクピット前のエアインレットとボディ中〜後ろにあるNACAダクト4か所、計5か所のダクトを開口してみました。
その甲斐あって素の状態よりはずっと立体感が出せたんじゃないかと思っています。
その他にもサイドのエキパイ排気口も開口したのち、真鍮パイプでエキパイを再現してみたり、
テールライトのモールドを削り落して、透明アクリル板から切り出してパーツを作ってみたり…と
挙げたらキリがないほど色々なところに手を入れてみました。
自分でもこんなに自分流にカスタムしながら作るのは初めてだったので、パートごとはともかく、
全体的に見渡してみた時に破綻しないか心配しながら作っていた訳ですが、
最後に何とかキレイにまとまってくれたんじゃないかと思っています。
途中（最初？）で躓いたときに、こういうイベントに参加していなかったら製作を断念していたかもしれません。
この「祭り」のおかげでやる気を維持できたんじゃないかなと思っています。
また機会があったら参加して、今度は期日に間に合うように作ってみたいです。
